2020-12-07 病熱 詩 毎朝8時12分 2両目に必ず君はいた 単語帳をなぞる指先に焦がれ続けて 下手くそな相合傘の申し出もしたっけ USBに詰め込んだラブソングは今も聴いてくれていますか 本当は僕をmp3にしてしまいたかった 君の鼓膜を震わせる全てが疎ましかった 伸ばした前髪も購買のメロンパンも 君以外に理由はなくて 君のスカートの内側に 飲み込まれてしまいたかった なんて馬鹿げてるよな ああ、今なら 今ならば 全て奪い去ってみせるのに!