たしかな愛

半分くらいはフィクションです。

短歌

唇に取り残されしクリームを故意とみなして舐めとる僕は 甘すぎる果物なんていらないわ君の副流煙で死にたい マヨネーズまみれの指で舞踏曲プロポーズから一夜が明けて 目をあけて蛙に還るきっともう水の中でも苦しくないよ 太陽をうっかり恋と見間違いとか…

終末論

スカートの中で生まれた革命家宙返りよりいいことしたい ホルベイン漬けになりたい生きたまま呼吸やめるのウルトラマリン ハッピーなエンド嫌いの君のためさしずめ僕はノストラダムス 退屈な午後掻き回せマキアート格子模様が消え失せるまで 雨が今日降って…