plenty

中学生だった。いつもplentyを聴いていた。 「蒼き日々」を聴きながらコンビニ袋片手に歩いた国道28号線。 「風の吹く町」を口ずさみながら部屋の窓から眺めた工事現場。(あの家からは壊れた信号機や鉄パイプなんかが転がっているのがよく見えた) フローリン…

花に嵐

昼下がり寝ぼけ眼の遅桜 スカートにはらむ春風君を待つ 秘密だよつつじの蜜を吸ったこと 腕伸ばす列車の窓の夏の月 白シャツを踊らすコインランドリー 甘やかに香りくちなし気づけ馬鹿 達磨さん転べば迫り来る雷雨 驟雨なり涙閉じ込めたる絵本 五月雨に洗わ…

唇に取り残されしクリームを故意とみなして舐めとる僕は 甘すぎる果物なんていらないわ君の副流煙で死にたい マヨネーズまみれの指で舞踏曲プロポーズから一夜が明けて 目をあけて蛙に還るきっともう水の中でも苦しくないよ 太陽をうっかり恋と見間違いとか…

一行小説

『衝動』 夏を殺し損ねたまま俺は右手のナイフを持て余している。 『スクランブル・エッグ』 恐竜の背に跨って、点を引っ掻き回す。めちゃくちゃなくらいで丁度いい。 『幸福論』 「まったく馬鹿げてるわ」ラインマーカー塗れの哲学書に火をつけて彼女は言っ…

僕と嘘吐きオンライン

4/01 嘘だってつき続ければひとつくらいはほんとになるよ 4/04 証紙を買うつもりがコピー機のプリペイドカードを買ってしまった。(販売機が似ていたんだ)おかげで当分コピー取り放題。コピー取りたい奴は俺を呼べ。 4/11 たけのこご飯がおいしくって、春です…

歩く

3/07 サーモン 鯖 ネギトロ いくら さんま かんぱち カルビ えんがわ 備長まぐろ サーモン 以上10皿 3/08 こうやってカバみたいに歯医者で口開けてても君の気持ちは分からない。 3/09 放課後、誰もいない下駄箱に一人取り残されてしまったみたいな気分だ。夕…

イノチミジカシコイセヨオトメ

花を見ていたら通りすがりのご婦人に話しかけられた。 「綺麗ね」 「綺麗に咲いてますよね」 「そうじゃなくて、あなたのことよ」 そう言って彼女は悪戯っぽく笑った。これが世に言うお世辞というやつかしら、と思いながらも頰が緩んでしまう。 「わたしもね…

明けました

君の手にかかればしあわせを演じるのだってそう難しくはないかもしれないけど、強がりじゃなく笑える瞬間をもっと増やしていければいいな。 大好きな人たちが笑顔で過ごせる一年でありますように。 (ハッピーニューイヤー!)

いつの間にか たまってしまうんだよね 思考からの脱出ゲーム (抜け出せない)

鬼月ランデヴー

最初から最後まで読んで聞かせてよハリーポッター/前髪を切り揃える午前二時/眠れるわけない熱帯夜/あたし河童に会いに行く/近所の八百屋で三十円のキュウリを持って/ジュテームジュテーム私はあなたを愛しています/本棚に並ぶ嘘ばかり大切にしてる/親友の恋…

20160301

白いチョークが擦れる音をぼんやりしながら聴いている図書室で借りた本は気付けばいつも期限切れで授業中も読み耽る文庫本体操服で飛び込んだ海はやっぱりちょっと塩っぱくて(フライドポテトには丁度いいかも)活動内容・トランプ ・テニス・鬼ごっこファミレ…

終末論

スカートの中で生まれた革命家宙返りよりいいことしたい ホルベイン漬けになりたい生きたまま呼吸やめるのウルトラマリン ハッピーなエンド嫌いの君のためさしずめ僕はノストラダムス 退屈な午後掻き回せマキアート格子模様が消え失せるまで 雨が今日降って…