たしかな愛

半分くらいはフィクションです。

 

唇に取り残されしクリームを故意とみなして舐めとる僕は

 

甘すぎる果物なんていらないわ君の副流煙で死にたい

 

マヨネーズまみれの指で舞踏曲プロポーズから一夜が明けて

 

目をあけて蛙に還るきっともう水の中でも苦しくないよ

 

太陽をうっかり恋と見間違いとかげに被す麦わら帽子

 

黒鍵と白鍵すべて塗り替えてひっくり返したき鎮魂歌